アラベラ語(アラベラご、チリプノ語(チリプノご)、チリプヌ語(チリプヌご)、英:Arabela language、西:Idioma arabela)はサパロ語族の消滅危機言語である。
概要
アラベラ語はペルーのアラベラ川の支流であるナポ川に沿った地域で話されているアラベラ族の言語である。
アラベラ語話者はキチュア語といったケチュア語族の言語やスペイン語を第二言語として使用しており、第一言語としてのアラベラ語の識字率は約10~30%、第二言語としての識字率は約50~75%である。
ペルー憲法第48条に従い、アラベラ語もまた他の少数言語と同様にペルーの公用語として認められている。
歴史
近代までアラベラ語を含むサパロ語族は、ペルー北東部で多く話されていた語族であったが、ゴムの商標化を目的としたゴムブームによる準奴隷化や病などにより、その話者数は激減した。
現在、アラベラ族のほとんどはキチュア語やスペイン語を第一言語としており、アラベラ語話者の人口は非常に少ない。
文法・文字
文法
アラベラ語の語順はSOV型で他のサパロ語族の言語と非常に近縁である。特に同じくペルーの言語であるアンドア語と単語が似ており、この2つの言語をアラベラ・アンドア語という1つの言語の方言と捉えることもある。
現在のところアラベラ語の方言は発見されておらず基本的にはないとされている。だが一説には、約1世紀前にアラベラ族と分離したパナヌユリという小規模な集団がおり、その集団の末裔の人々がアラベラ語の方言を話しているのではないかという考えもある。
文字
音韻
母音
子音
脚注
参考文献
- エスノローグよりArabela (25th ed., 2022)
- "CONSTITUCION POLÍTICA DEL PERÚ 1993"(2025年1月11日閲覧。)Artículo 48º Son idiomas oficiales el castellano y, en las zonas donde predominen, también lo son el quechua, el aimara y las demás lenguas aborígenes, según la ley.
- Dicconario Arabela—Castellano, Rolland G. Rich, Instituto Lingüistico de Verano, Perú – 1999
- Rich, Furne. 1963. "Arabela Phonemes and High-Level Phonology," SPIL I, 193-206
- Arabela language.native-languages.org.(2025年1月11日閲覧。)
- Arabela (Tapweyokwaka).omniglot.com.(2025年1月11日閲覧。)
- Lengua Arabela-Andoa.proel.org.(2025年1月11日閲覧。)
関連項目
- アンドア語
- 消滅危機言語の一覧
- 言語の一覧
- アメリカ先住民諸語




