カリバチ狩りバチカリウドバチ(狩人蜂)とは、刺針を使って幼虫の餌とする獲物を狩る習性を持つハチの総称。広義には概ねハチ目有剣類のうち、ハナバチ類とアリを除いたグループに相当する。英語の「Wasp」に概ね相当するが、含まれる分類群の範囲が厳密には異なる(後述)。Hunting waspとも言う。

狭義には、昆虫やクモなどの獲物に針で麻酔をかけ、適当な場所に運搬して産卵し、孵化した幼虫はその獲物を食べて育つ(または、巣を作って産卵してから、獲物を狩る)、という生態上の特徴を持つハチを指し、主にベッコウバチ科(=クモバチ科)、アナバチ科、ギングチバチ科、セナガアナバチ科、スズメバチ科(ドロバチ亜科)が該当する。寄生バチとの相違点は、幼虫の餌となる宿主を運搬するか否かである。英語ではこれらも含めてParasitoid waspとして扱われ、(狭義の)狩りバチの産卵形態も一種の寄生と見做される(Parasitoid waspを直訳すれば「捕食寄生バチ」となるが、日本語ではそのように言わない)。

「Wasp」の範囲

英語の「Wasp」はしばしば「狩りバチ」と訳されるが、「Wasp」はハチ亜目からハナバチ類(bee)とアリ(ant)を除いたグループの総称であり、有剣類からハナバチ類とアリを除いたグループである「(広義の)狩りバチ」とは若干範囲が異なる。(「Wasp」にはツノヤセバチ上科 Stephanoideaやヒメバチ上科 Ichneumonoidea、コバチ上科 Chalcidoideaが含まれるが、「狩りバチ」には含まれない。)そのため「Wasp」に対応する日本語は厳密には存在しないことになる。

出典

参考文献

  • 山根正気、幾留秀一、寺山守「検索と解説 > 有剣類 (Aculeata) > ミツバチ(ハナバチ)上科 (Apoidea) > [アナバチ郡] (Spheciformes) > セナガアナバチ科 (Ampulicidae)」『南西諸島産有剣ハチ・アリ類検索図説』(第1刷)北海道大学図書刊行会、1999年12月30日、469-471頁。ISBN 978-4832997615。 NCID BA45663230。国立国会図書館書誌ID:000002897579・全国書誌番号:20079042。 

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「カリバチ」の画像 41 件の Stock 写真、ベクターおよびビデオ Adobe Stock

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