喜運寺(きうんじ)は、東京都文京区にある曹洞宗の寺院。
歴史
1596年(慶長元年)、源室氷高によって開山された。元々は現在の桜田門の辺りに位置し「起雲寺」という名称であった。その後の江戸城拡張工事に伴い、幾度も移転し、1657年(明暦3年)の明暦の大火後、現在地に移転した。1691年(元禄4年)に「喜運寺」と改称した。
当寺には本尊の延命地蔵菩薩とは別に「延命豆腐地蔵尊」と呼ばれる地蔵菩薩像があり、次のような話が伝わっている。享保の頃、当寺門前の豆腐屋に豆腐を買いに来る小坊主がいた。この小坊主が買った後の代金に小石や木の葉が混ざっているので、化け狸の仕業かと思って後をつけたところ、喜運寺の地蔵であることが分かった。それ以降、願い事をするときに豆腐をお供えするようになったことから「延命豆腐地蔵尊」と呼ばれるようになった。現在は秘仏になっており、直接拝することはできない。
寺宝等
- 地蔵菩薩像(本尊)
- 地蔵菩薩像(豆腐地蔵、秘仏)
墓所
- 堀帯刀秀隆(旗本、火付盗賊改方)
- 仁杉英(幕臣、衆院議員)
- 鈴木泉三郎(劇作家)
- 蔦谷龍岬(日本画家)
交通アクセス
- 白山駅より徒歩11分。
脚注
参考文献
- 小石川仏教会「小石川の寺院」刊行委員会 編『小石川の寺院(上巻)』小石川仏教会、2002年




