ジーグ(仏・英:gigue:ジーグ、伊:giga:ジーガ、西:giga:ヒガ)は、バロック時代の組曲を構成する舞曲の形式の一種。
語源
giga(伊、古独)とよばれる中世の擦弦楽器の名称とその奏者の名前か、もしくはgiguer(古仏)の跳躍するという説があるものの、明らかになっていない。
国による違い
フランス式
多くの場合、複合3拍子(8分の6拍子、4分の6拍子)となり、付点リズム、跳躍などを設け、複雑なアクセントやフーガ的書法が用いられ、サラバンドのすぐ後ろに置かれる。
イタリア式
フーガ的書法をとらずに、基本和声の上に急速に駆け巡る経過句的形式で書かれる。単純明快で分散和音的なつくり。
様式化された形式
以下の2種類の様式が存在する。
フランス式
1声のみから始まるフーガ様式をとり、ほかの旋律が徐々に模倣するなど対旋律的な書法で書かれ、リズムも複雑。
イタリア式
イタリアのヴァイオリン音楽の影響を受けたもので、8分の6拍子、8分の9拍子、8分の12拍子などの早いテンポの複合拍子が多く、単純明快な構造。。
参考文献
- 久保田慶一 監修『アルファベットで引く 6か国語音楽用語辞典』音楽之友社、2015年、98頁。ISBN 9784276000605。
- 『定番 実用音楽事典』ドレミ楽譜出版社、2001年、106頁。ISBN 481089797-4。
- 鈴木静哉、竹内ふみ子『明解 音楽用語辞典』ドレミ楽譜出版社、2008年、32頁。ISBN 9784810896701。
- 『新訂 標準音楽用語辞典 ア-テ』音楽之友社、1991(初版1966)、753頁。
- リンジー.C.ハーンズバーガー、八木澤教司 監修 著、元井夏彦 訳『エッセンシャル・ディクショナリー 音楽用語・作曲家』ヤマハミュージックメディア、2016年、54頁。ISBN 978463692332-2。
脚注
出典
関連項目
- バロック音楽の作曲家一覧
- クラシック音楽
- ルネサンス音楽
- 古典派音楽
- 古楽
- 古楽器




